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メタプラネット株、10%超の急落──空売り急増が引き金か?


目次

はじめに

2025年、仮想通貨ビットコインの値上がりを背景に注目を集めていたメタプラネット(3350)
今年6月には株価が年初来高値1,930円を記録しましたが、8月に入り一転、連日の大幅下落となっています。

本記事では、2025年8月15日時点の正確な株価データと、機関投資家の空売り動向を踏まえ、この急落の背景をわかりやすく解説します。


株価は2ヶ月で半値以下に

項目数値(2025年8月15日現在)
終値853円(前日比 −95円 / −10.02%)
高値 / 安値936円 / 852円
出来高約3,000万株
時価総額約5,600億円
年初来高値1,930円(6月19日)
年初来安値291円(4月9日)

メタプラネットの株価は、たった2ヶ月で半値以下に下落しました。


なぜここまで下がった?空売りの影響に注目

空売りとは?

空売りとは、「株価が下がる」と見込んで証券会社から株を借りて売る投資手法です。
値下がり後に買い戻して返却することで利益を得ます。

このため、空売りが増える=株価の下落圧力が強まるという構図が成り立ちます。


機関投資家による空売り増加

2025年8月上旬から、以下の大手機関投資家がメタプラネット株の空売りを大幅に増やしています

  • モルガン・スタンレーMUFG証券
  • メリルリンチ日本証券
  • Citadel Securities
  • JPモルガン証券 など

これらの動きが、急落の直接的な引き金になったと見る市場関係者も少なくありません。


下落の背景にある3つの要因

① 株価の過熱とその反動

6月の1,930円という高値は、実際の業績よりもビットコイン関連株としての期待値が大きく先行していた面があります。
それが一気に調整された形です。


② ビットコインの下落

ビットコインは2025年夏に800万円台から700万円台へ下落
メタプラネットは企業としてビットコインを保有しているため、その下落が株主価値の減少につながり、売り材料になりました。


③ ワラント発行による希薄化懸念

7月に発表された新株予約権(ワラント)発行により、株式数が増えることで1株あたりの価値が下がる「希薄化」が懸念されました。
これも空売りのきっかけとなった可能性があります。

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